岡山県遊技業協同組合(千原行喜理事長)の赤磐支部(三井浩一支部長)は7月7日、子どもの車内放置事故を未然防止するため、赤磐市内のパチンコ店「クラウン2」駐車場において、赤磐警察署、赤磐市消防本部と合同による訓練を実施した。
当日の参加者は三井支部長をはじめ、クラウン2の従業員3名とその他ホール関係者9名、赤磐警察署警察官7名、赤磐市消防本部の消防隊員5名の25名。訓練内容としては、「クラウン2」駐車場において、鍵がロックされた車内に意識の無い2歳位の子どもが放置されているのを巡回中のホール従業員が発見し110番通報。駆けつけた警察官により、車内の窓ガラスを割って子どもを救出。ホール従業員と警察官が協力をして心肺停止状態の子どもにAEDを使用して心肺蘇生を実施し、119番通報により臨場した消防隊員に引き継いだ想定訓練を実施した。
また、一連の想定訓練を終了後、警察官指導のもと、ホール関係見学者および有志の報道記者により、実際に車両の窓ガラスを破壊する訓練および消防隊員指導によるAED使用訓練も実施した。
ホール関係者の見学者からは、「実際に車両窓ガラスを破壊したり、AEDを使用するなど日頃できないので、いい経験になった」などの声が多数上がり、また、同日夕方のテレビニュースで4社の局が放映するなど大々的に取り上げられ、反響は極めて大きかった。