娯楽産業 
大阪府遊技業協同組合(平川容志理事長)は9月27日、大阪市中央区の大阪城公園において「青色防犯パトロール車輌贈呈式」を行った。
青色防犯パトロール車輌とは防犯意識向上や犯罪被害防止等を目的に、認可を受けた府(県)や市区町村が一般の車輌では装備することのできない回転灯を装備し、防犯パトロールを行うというもの。大遊協の善意の箱事業会では、昨年度まで大阪府・市に対し福祉車両を寄贈していたが、目標台数である200台を達成した事から今年度より後継事業として地域の自主防犯に寄与すべく青色防犯パトロール車輌の寄贈をスタートする。その初回となるこの度は、大阪府を通じて車両10台(計約1800万円相当)が贈られた。
式典には大遊協から平川理事長はじめ善意の箱・社会貢献委員会の役員等15名が出席。大阪府からは松井一郎知事や大阪府警本部生活安全部府民安全対策課の溝渕伸二課長らが列席した。挨拶に立った平川理事長は、青色防犯パトロール車輌の贈呈に関して、「地域の様々自主防犯活動の一助となれば幸いです」と述べ、大遊協ではこの他、児童養護施設ですごす子供たちや交通災害遺族会の子供たちを招待した「未来っ子カーニバル」、また、障がい者の人たちが製作している「セルプ商品の販売促進運動」など、様々な社会貢献活動についてPRして、活動の理解と支援、協力を求めた。
続いて松井知事が壇上に上がり、大遊協のこれまで長年にわたる福祉車輌寄贈など、府の施策への協力に謝辞を述べた。そして、府の地域安全に関する取組みとして「地域安全センター」の設置推進を紹介。現在、府内全小学校区の9割以上となる902小学校区にセンターが設置されており、地域防犯ボランティアの活動拠点となっていると語った。「今後も『安全なまち、大阪』に向けて、関係者の皆様とともに子供の見守り活動や、青色防犯パトロール活動を推進して参ります」と述べ挨拶とした。
式典では平川理事長よりレプリカキーが松井知事に手渡され、対して感謝状が授与された。10台の車輌は大阪市(此花区／東淀川区／東成区)、枚方市、茨木市、泉佐野市、泉南市、熊取町、太子町、河南町に贈られる。列席した寄贈先市(区)町の関係者が紹介とともに、代表して竹中勇人市長より謝辞が述べられた後、最後にテープカットが行われた。