大阪遊協 適切な賞品提供、のめり込み問題の2点要請

大阪府遊技業協同組合(平川容志理事長)は12月12日、シェラトン都ホテル大阪(大阪市天王寺区)において、歳末防犯懇談会ならびに12月定例理事会を開催。歳末防犯懇談会には、大阪府警本部生活安全部保安課より宮崎光一保安課長、中尾太課長補佐、山下伸也係長の3担当官が出席した。

宮崎保安課長は、パチンコ営業の健全化について2点要請。適切な賞品提供の徹底については「遊技機の種別、遊技料金の違いによって差異を設ける行為は等価交換規制に違反するものであり、徹底的に排除しなければならない。誤った取扱いをしているぱちんこ店があれば、直ちに是正するよう周知徹底をして欲しい」と要請。いわゆる「のめり込み問題の是正」については「ひとたび大きな事故が発生すれば、これまでの努力は一瞬の内に水泡に帰すことになる。ぱちんこに対する国民の視線はなお厳しさを増すことになる。ぱちんこ営業はギャンブルではなく、適度な射幸心を満たすことができる手軽で身近な大衆娯楽。その意味からもカジノ法案の行方を含めた、ぱちんこ営業にかかるのめり込み問題 について、さらなる対策を加え、世間一般の人々に対して大衆娯楽の在り方示していただきたい」と述べ、これを受け、平川理事長は健全営業への継続した対応を誓った。

定例理事会では、定数70名中、出席46名・委任状13計59名により成立。田中孝明副理事長を議長に選任して、常設委員会・青年部会報告について審議を行った。青年部会からは、未来っ子カーニバルについて報告し、 12月23日に開催する第28回未来っ子カーニバルについて説明した。「未来につなげよう、みんなの笑顔に会いたくて」をテーマとして府内児童養護施設、交通災害遺族会の児童等1851名(送迎大型バス34台)を招待。各種遊戯アトラクションの他、今回は全員参加のダンスパフォーマンス「妖怪体操第一」を企画している。ボランティア参加は、例年以上に人員規模が増え、組合員各位の協力に謝意を行った。