大阪府 IRについて考えるシンポジウム開催

大阪府(松井一郎知事)は2月20日、大阪市中央区のエル・おおさかにおいて、統合型リゾート(IR)について考えるシンポジウムを開催。府民約200名が来場し、カジノを含むIRについての理解を深めた。

冒頭、主催者を代表して大阪府府民文化部の大江桂子部長がシンポジウム開催の趣旨を説明。「大阪府ではこれまで、IRを大阪に設置した場合の効果、影響や対策等について各界の専門家の方からご意見を賜りながら検討をしてきました。昨年12月5日に特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案、いわゆるIR推進法案が国会に提出され、早ければ今国会の会期中にも成立するのではと言われています。際して昨年末、大阪府と大阪市が一体となって準備に取り組むため、松井一郎知事をトップとする大阪府市準備会議を立ち上げました。今回のシンポジウムはその活動の一環として、府民の皆様にIRへの理解を深めて頂く趣旨で開催いたしました。」と語った。

シンポジウムは4名の専門家による講演が行なわれた。
・「IRって何だろう?」
(株)博報堂 IR/MICE推進室担当部長 栗田朗氏
・「IRに関する大阪の取り組み」
大阪府市特別顧問、大阪府立大学観光産業戦略研究所所長 橋爪紳也氏
・「IRのメリット・デメリット」
大阪商業大学アミューズメント産業研究所所長 美原融氏
・「医学的立場からの依存症」
京都大学こころの未来研究所センター教授 舟橋新太郎氏