(株)大都技研(本社/東京都中央区)は5月19日、都内上野恩賜公園(以下、上野公園)において令和初めてとなる第5回「吉宗大そうじ」を実施した。当日は、地域清掃のボランティア組織・NPO法人グリーンバード(green bird)とコラボして、公園周辺を同社社員有志総勢140余名が清掃した。
同社は、社会の一員としての社会貢献の機会として、多くのファンから圧倒的な支持を受けた大都技研の代表的な遊技機『吉宗』にちなみ、将軍吉宗が花見文化を推奨した名所の清掃活動という事で「吉宗大そうじ」と銘打ち2017年春からスタートしている。今回は、第3回(2018年4月)と同じ上野公園に集合した。日本独自の庶民の娯楽を推奨した将軍吉宗が祭られている上野東照宮のある同公園。また、台東区は遊技業界のメーカー販社の集まる東上野の程近く、地元業界の一員として、木原海俊社長を先頭に清掃を行った。
当日は朝から快晴、午前8時半に国立科学博物館前の広場に社員とその家族一同が集合。木原社長の「ゴミを拾いましょう」のかけ声で各班手分けして上野公園内より清掃を開始した。全員が、専用のグリーンのビブスを着用し、特製手袋とトング、そしてピンクとグリーンのサクラ模様の特製ゴミ袋を持って、各所を清掃した。なお、このピンクとグリーンの吉宗仕様のゴミ袋は、同社がすべてグリーンバードに提供しており、ピンク色の袋は燃えるゴミ用、グリーン色は燃えないゴミ用として、国内80余のチーム、海外10余チーム全てが活用している。そして、2種の袋、それぞれを別の人が持つのがセオリーとなっている。これも理由があり、これは、一人で両方袋を持つと黙々としたゴミ拾いになりかねない。それを手分けして持つ事で、ゴミの受け渡しで声を掛け合いながら活動ができるという事から始まったようだ。
グリーンバードの福田圭祐副代表は、「今回の活動では、大都技研に来年入社を希望する学生の方が十数名参加されています。木原社長をはじめ役員の方、そして社員の方々と一緒に清掃活動を体験できる、インターンシップとはまた違った意味でユニークな取組みだと思います」と評価していた。同社の信田裕一郎取締役・開発本部長は、「街の景色を楽しみながら、また同じ会社の仲間同士、家族連れでコミュニケーションを交わせる機会というのは、有益だと感じています。加えて、通行する方々から労いの挨拶を受けながらの活動というのも、社会の一員という意識付けにもなる。自分たちのいる場所を清潔に保つ、街を綺麗にする事を文化にできると思えるよい機会。回を重ねる毎に参加者も増えてきており、これからも継続して我が社の恒例行事として地道に取り組んでいきたい」と語っていた。
同社では、今後も年2回、春と秋に活動を続けていく考えだという。