公益財団法人大遊協国際交流・援助・研究協会(高島洋理事長)は4月13日、大阪市中央区のホテルプリムローズ大阪にて、平成27年度奨学金受給証書交付式を開催した。今年は新規受給者15名、継続受給者16名の計31名を対象に、毎月学部生に5万、院生には7万が支給される。財団設立時より開始された本事業は今年で25年目を迎え、これまでの受給者数は実人数339名、延べ756名となる。
開会に伴い高島理事長は、新規受給者一人ひとりに受給証書を交付した。続いて財団の活動内容について奨学金受給事業のほか、日本で犯罪に巻き込まれないための方策や相談、日本文化理解のため、文化交流会や社会見学会等のイベントを行なっていると説明。「日本は4年前に起こった東日本大震災からの復興の途次にあります。昨年よりアベノミクスの影響によりやっと経済にも明るい兆しが見えてきました。皆様にあたっては円安の影響で日本での生活が多少過ごしやすくなるのではないでしょうか。それでも異国での暮らしは大変だと思います。海外で生活するには、不平、不安、不満を起こさないことが大切です。何かありましたらいつでも私たちに相談して相談して下さい。」と呼びかけた。
【平成27年度 奨学生の国・地域別人数】
中国・・・13名
韓国・・・9名
ベトナム・・・3名
インドネシア・・・2名
イタリア・・・1名
台湾・・・1名
ベナン・・・1名
ロシア・・・1名
計31名(継続受給者含む・国名は順不同)