埼玉県遊技業協同組合(山田茂則理事長)は6月8日、パレスホテル(埼玉県大宮市)において通常総会を開催した。総会後の時間を利用して、山田理事長は、業界を取り巻く諸問題について現況を報告。その中で、「ECO遊技機」について期待と問題点を次のように報告した。
ECO遊技機については、いわゆる「封入式」のスタイルが良いとか、悪いとか、ではない。それが業界にとって有効なものになるように、日工組(遊技機メーカー)と話をしていく(ことが重要)。過去のパチンコ業の歴史を振り返るほどに、革命的な機械によって幾度となく我々の業界は、救われてきたのでありますから、できれば、そういうものになって欲しいという期待を寄せている。ただ、今現在、ハッキリしている問題点は、「現在のユニットは使えない」という点。これは考えてもらわなればならない。様々な真贋確認するデータのやりとりを「ECOユニット」でのみおこなうという考え方のようだ。業界(ホール)はまた多大な投資をしなければいけなくなる。またそれが、CR機の出現した時の記憶がネガティブな印象として強かったせいもあり、また現行のユニットでも売上の捕捉ができている。すべての遊技機とはいえ、パチンコについてのみ。新たなECO遊技機は、すべて新しい方式(ECOユニット)にという日工組の考え。あえて意見を申し上げるなら、ECO遊技機単体で、このデータ機能を有するようにする方が安くすむと思う。今までのユニットを壊し、新たにECOユニットにする必要はないという意見。私たちには、安くて良いものが必要。コストがかかるほど、それは遊技するお客さんの負担になる。できる限りコストを排除していくことが仕事だと思っている。ECO遊技機によって、新しいお客様を呼び込んで、我々の業界に革命的な変革をもたらしてくれるものであって欲しいと願っている。(要旨)