回胴式遊技機商業協同組合(伊豆正則理事長)関東・甲信越支部(成田茂支部長)は1月18日、東京・文京区の東京ドームホテルにおいて平成28年新年研修会を開催した。
首都圏における大雪の影響で開始時間が若干遅れて会はスタート。はじめに立った成田支部長は「今日はこのような天候となり心配しましたが、幸い大きな混乱なく開催出来ました。この研修会は我が支部でも大事なイベントですので、よろしくお願いしたい」と語った。
続いて立った伊豆理事長は「今日は関東で今年初めてのまとまった雪となり、業界の将来を見るような状況となりました。昨年より業界は色々な問題が起きて、業界が右に行ったり左に行ったり右往左往しましたが、まずは高射幸性遊技機の撤去を9月30日に6団体が合意して、今年は撤去をスタートさせていくという決議をしておりました。その後、行政よりパチンコ機の検定機と性能の異なる疑いのある遊技機について言及がありました。今年はその回収リストが今月末に日工組から出る予定です。リストが出た時点で認定も中古移動もストップになります。今回の釘の問題は、意志決定は日工組です。検定機と異なる可能性のある遊技機という事です。マスコミでは不正機と呼ばれているが、可能性のある遊技機を決めるのは日工組です。これは誰も得しない事をやらなければならない。ホール、メーカー、販社がそれぞれ血を流しながら、取り組んで解決していく方向になります。いかに粛々とホールの営業を守りながら、この問題を解決するかが我々に与えられた使命だと思います。もう一つ、遊技機製造業者の要項が決まり、4月1日から運用を開始せよと指示が来ていますが、この要項では回胴遊商が関与するものはなく、個々のメーカーと個々の販社の要項規定となっています。日遊協が先般、主任者に対する罰則を更に設けようと主任者の規定の変更の案内がありましたが、我々はその規定は非常に不公平であるという事で新たな意見を日遊協に求めております。現在、運用上では何も決まっておりません。これからメーカーと運用面について決めていくという事になります。更に労働環境の調査は毎年実施していますが、夜間における労働環境の実態を調査したいと考えております。夜間における労働環境が非常に劣悪な状況。販売会社にとって労働環境は悪化しており、是非とも改善しなければならない。これは行政や他団体にも色々な形でお願いしなければならない。実態調査では皆さんの本当の現場の声を正確に上げて頂きたい」とした。
研修会では理事会、各委員会報告が行われた他、講演として「これから本番!マイナンバー徹底対応〜実務編〜」と題し新井会計事務所の新井税理士によるマイナンバー対策についてレクチャーが行われた。