回胴式遊技機商業協同組合(伊豆正則理事長)近畿支部(鈴木誉人支部長)は1月29日、大阪・難波のスイスホテル南海大阪において平成28年新年研修会を開催した。
鈴木支部長の挨拶の後に立った伊豆理事長は「今年も早1ヶ月が過ぎました。一昨年の8月28日から日工組、日電協が垣根を越えて、新基準機の問題が始まり、昨年6月24日、全日遊連の高射幸性機械の自主的撤去が決議され、その後6団体で協議して撤去が決まりました。さらに検定機と型式の異なると思われるパチンコ遊技機の撤去回収となりました。この問題でリストが出た機種は認定、中古流通はストップ。日工組は混乱しないようにリストを出してくる予定です。今回、誰も得しない事をやっていかねばならない。行政は最後のオプションもあり、それをしない為に粛々と撤去を進めろと指示されている。しかし、サミットの問題で全日遊連では5月2日から27日に入替自主規制を実施するという基本方針も出ています。そうなると自粛期間の前後で行政が混乱するという事もあり、全日遊連と交渉を重ねております。その中で、回胴遊商の組合員は夜間における労働作業が更に増加します。これから労働環境の実態調査を行っていきたい。組合員の現場における労働環境の劣悪さは、日本でも有数の分野に入る。現状がどうなっているのか改めて調査して発表していきたい」と語り、深夜での作業に伴って交通事故なども発生するなど、劣悪な労働環境の改善に向けた調査に協力要請を行った。
講演では、ダイコク電機(株)のDK-SIS室の成田上席講師より「SISから見る市場の現状と今後」とのテーマで、SISデータを基に、パチスロを中心とした動向と分析した情報の提供を行った。