回胴式遊技機商業協同組合(大饗裕記理事長)近畿支部(田辺哲支部長)は7月9日、大阪・浪速区のホテルモントレグラスミア大阪において、令和6年度地区研修会を開催し、近畿各地より支部組合員、賛助会員、特別会員など89名が参加した。
田辺支部長の開会のことばに続いて行政講話を行った大阪府警生活安全保安課の林課長補佐は、遊技業界に向けたお願い事として、「遊技機の流通過程における業務の健全化」「ぱちんこへののめり込み、依存防止対策の推進」「児童や乳幼児の車内放置事案の防止」の3点について訓話した。乳幼児の車内放置防止に関しては、当組合が車内放置撲滅を掲げて実施しているホール駐車場巡回活動は今年で20周年を迎え、その成果として平成29年よりホール駐車場における乳幼児の死亡事故は発生していないが、昨年には兵庫県のホール駐車場において車内放置事案が発見され、両親が逮捕された事案が発生している。今年も既に気温上昇が続いており、死亡事故が発生しないように巡回強化を要請した。
次に高谷筆頭副理事長が立ち、回胴遊商組合員の業は、遊技機の販売・流通に続き、政治活動であるとして、「6年前の規則改正からの動きから、議員連盟所属の議員による様々な働きかけによって、どうにかここまでたどり着けた。全国に展開している所属議員の方々の後押しがなければ業界はもたない」として、近畿支部組合員が中心となり、近畿地区の党員拡大に尽力していただきたいと述べた。
研修会では総代会報告に続いて理事会報告、遊技機流通委員会、総務委員会からの報告が行われた。会の最後に立った大饗理事長は、「日電協・日工組のメーカー団体からは、全国に展開している回胴遊商組合員に対して、議員の支援などの政治活動に率先して動いて欲しい。メーカー団体としては、同組合の業を守るべく、できる限りの協力をしていくとの要請があった。規則改正からこれまでの議連の働きに報いをしなければならない」として、組合員各位の理解と協力を再度要請した。