回胴式遊技機商業協同組合(大饗裕記理事長)九州・沖縄支部(和田茂徳支部長)は1月16日、福岡市内キャナルシティのグランドハイアット福岡において、令和7年新年研修会を開催し、支部組合員57名が出席した。
和田支部長の挨拶の後、行政講話に移り、福岡県警生活保安課の高野課長補佐が立ち、「昨年3月から遊技機の変更承認申請に係る添付書類及び申請書記載方式が統一され、4月から物流の2024年問題対応、5月には賞品提供方法に関するガイドラインの策定、7月には新紙幣への対応、9月にはパチンコ・パチスロ店営業における貯玉再プレイに関するガイドラインの策定など、業界内でも目まぐるしい変化があった1年だったかと思います。また、犯罪情勢においても変化があり、SNS型投資ロマンス詐欺が急増している。数年前までは親族を騙るオレオレ詐欺や還付金詐欺だったが、SNS型投資ロマンス詐欺の被害額が昨年10月末の県内認知件数が574件、被害額は60億円にのぼっており、被害者の年齢も若年化傾向で、くれぐれも被害に遭わないように注意していただきたい」と述べ、業界関連として①パチンコへののめり込み依存症対策②遊技機流通制度の厳格な運用について③自主的な健全化の推進について訓話を行った。
理事会及び各委員会報告の後、あいさつに立った大饗理事長は、「九州・沖縄支部の皆さんにおいては政治活動になくてはならない支部となっており、引き続いてのご協力をお願いしたい」とし、続けて、「全日遊連の阿部理事長が自民党公認候補となり、2月に開催される励ます会がキックオフとなる。大阪IR(株)が2030年にカジノ開設すると表明しており、恐らくカジノ反対、ギャンブル反対の大バッシングの中で我々も矢面に立たされる。そんな中で自民党が腹をくくったということなので、我々業界も腹をくくって挑まないとならない」と述べ、参加者各位の更なる協力支援を要請した。