回胴式遊技機商業協同組合(伊豆正則理事長)は4月27日、オーラム(東京都台東区)において、新規加入組合員講習会を開催。今年4月より新たに加入した8社の代表や役員、責任者ら14名が集まった。
大饗裕記筆頭副理事長は、組合を代表し新規加入組合員を歓迎した。「回胴遊商は今年6月に24年目を迎える。その間、法人化、中古流通など組織として着実に体制拡充してきた。今回8社の新規加入をお迎えする。業界を取り巻く環境は厳しいものがあり、今後の5.9号機、中古流通、認定などどうなっていくか、様々な課題に対して、組合員一丸となって頑張っている。新規加入し、組合の一員として、よりよい組合、よりよい業界づくりを目指して欲しい。皆様方は加入によって、権利もあれば義務も生じます、しっかり回胴遊商を変えていく、業界を変えていくという気持ち新たに頑張ってほしい」と業界の発展、健全化に向けた強い熱意を要請した。
桂木俊郎専務理事は、「回胴遊商について、色々な活動をしているが、中心は、健全な遊技機流通・販売を行い、違反しない、そして結果的に信頼される団体になる、ひいては信頼される業界の一員となる事」と回胴式遊技機、そして回胴遊商の歴史をたどった。販売業者の経済活動の促進、地位の向上、販売流通段階における健全化適正化を図るという設立目的を示した。設立(平成6年)時142社でスタートし、以来4月27日現在の組合員数は545社、特別会員35社、賛助会員27社と計607社と業界団体として最大級の規模であるとした。
講習会は、西山峰彦副理事長、桂木専務理事、飯石三三男業務課長が講師を務め、風営法や組合の歴史から始まり、健全な遊技機の流通、更にはPSIOを始めとする不正防止対策に至るまで、組合や業務に関わる理解を深めた。また、中古機および認定機の申請業務や確認シール事業といった普段の実務に深くかかわる内容の他、研修会や社会貢献事業等、組合行事への参加も呼びかけられた。参加者たちは約3時間半、組合員として自分たちも健全化推進の一員である事を再認識していた。