回胴式遊技機商業協同組合(伊豆正則理事長)は5月27日、東京・品川の品川プリンスホテル国際館パミールにおいて、組合創立20周年記念式典並びに組合員大会を開催。全国から組合員と業界関係者など約750名が集結した。
挨拶に立った伊豆正則理事長は「回胴遊商は遊技機流通の新たな秩序と制度の確立の為、日電協様のご理解とご指導を得て、平成6年6月、142社が集まって回胴式遊技機商業会として発足しました。平成10年には法人格を取得。平成17年10月からは警察所管となり、現在616社が加盟する業界最大の組合へと成長する事が出来ました。これもひとえに業界関係者の皆様方の努力の賜物と感謝しております。回胴遊商は創立当初から遊技機流通の安全を担保出来るような活動に取り組み、いくつもの施策を実行して参りました。組合員には公正・公明・公平を旨として厳格な姿勢を貫いてきました。平成17年5月の理事長就任以来、進化する組合となるべく組合運営にあたってきました。平成18年からは中古遊技機流通の健全化、適正化に向けて日々全力を傾注しております。平成19年からは全国7カ所に打刻事務所を設置。本年4月からは支部事務所として業務を開始しています。これらは全て行政をはじめとする関係各位の大きな理解と共に歴史を作った組合員の皆さんの大きな力だと深く感謝しております」と、組合の歴史を紐解きつつ感謝の意を述べた。
来賓挨拶に立った警察庁生活安全局保安課の大門雅弘課長補佐は、「貴組合は平成6年の発足以来、回胴式遊技機の販売及び流通過程の健全化、適正化等を推進する事によりぱちんこ営業の健全な発展に尽力されてきた。ぱちんこ営業については我が国の代表的な大衆娯楽として定着し親しまれているが、他方で健全化を阻害する要因が今なお残されている事も事実。貴組合は遊技機不正改造防止対策、児童車内放置防止策としてのホール駐車場巡回活動、闇スロ撲滅活動等を進められ、我々としても心強く思っている。また、東日本大震災からの様々な復興支援活動など、業界の社会的評価の向上に努めており、ぱちんこ業界が一致団結して国民から親しまれる健全な娯楽となるまめの取り組みの推進を期待している」との楠保安課長の挨拶を代読した。
式典では回胴遊商20年の歩みの映像放映の他、山下元理事長と伊豆理事長による歴史を振り返るトークセッションなどが行われた。