回胴式遊技機商業協同組合(伊豆正則理事長)の九州・沖縄支部(井手稔支部長)は2月6日、福岡市内のグランドハイアット福岡において、支部新年研修会を開催した。
始めに井手支部長が立ち、昨年来我々業界の環境が著しく変化して参りましたが、今日の研修会の内容をきちんと会社の社員に伝えて頂きたいと述べた。続いて行政講話に立った福岡県警本部生活安全総務課の牟田口係長は京都で発生した部品交換に関する不適切事案を挙げ、こういった事案が今後発生しないように改めて指導。また、ぱちんこ遊技機の釘曲げを事例に、たかが釘という考えがあるが、れっきとした無承認変更である事を改めて強調した。また、パチスロ機の取り扱いに関して4号機並びに5号機の廃棄についても闇スロに使用される事のないよう適切な取扱いを要請した。
講話では福岡県遊協の金本理事長が業界のおかれている現状並びに全日遊連などが取り組んでいかねばならない対応などについてレクチャーを行った。遊技人口の減少に伴うホール経営の悪化に加え、IR基本法案の成立が迫る中、大衆娯楽であるぱちんこ遊技とどうリンクしていくかの流れの過程で、依存症問題は避けて通れない状況であり、全日遊連を始め業界団体で団結してこの局面を乗り越えていかねばならないとした。 続き、大饗筆頭副理事長から、京都で発生した事案について改めて詳細が報告され、遊技機の適切な取扱いについて再度、全社に徹底する旨要請した。