回胴遊商 中部・北陸支部地区研修会開催

回胴式遊技機商業協同組合(大饗裕記理事長)中部・北陸支部(坂井洋一支部長)は7月12日、名古屋・栄の名古屋ガーデンパレス栄において、令和5年度地区研修会を開催し、支部組合員、特別会員、賛助会員など86名が参加した。

実行委員長挨拶に立った坂井支部長は、「役員改選後初の研修会です。今年度から新型コロナの感染も収まりまして、組合の催事も通常に戻って参ります。我々販売業者は依然厳しい状況ですが、極力ご参加下さい」とした。続き、大饗理事長が立ち、「現状、我々の状況は大変厳しいですが、販売業者の歴史が我々の代で途切れないようにしっかり頑張っていきます。ホール店舗数も激減し、メーカーさんも廃業するなどの事態になっております。歯を食いしばりながら業界全体の底上げをしていかねばならない。我々ばかりが我慢をし、じり貧になるような未来は我々としては受け入れられません。業界の中で流通を担っている業種であり、もちろん中古機流通もしかりです。今までやってきたものが、我々の役割分担だけではなかなかメーカーさん、ホールさんの間の流通業という地位を維持することが難しいと思っております。メーカー団体、ホール団体がなかなか表立って動くことができない政治活動を通じて、三大業種がいなければ、業界が立ちいかないということから、販売業者があって良かったと言われる活動をしていきたい」と語り、組合員各位の理解と強力を改めて要請した。

行政講話に立った愛知県警生活安全部保安課の松崎課長補佐は、「貴組合は幼児車内放置ゼロ活動として、ぱちんこ営業所駐車場の巡回をしていただいておりますが、当県では6月に生後2ヶ月の乳児をぱちんこ営業所駐車場の乗用車内に置き去りにした事案が発生した。この事案は駐車場巡回中の店舗警備員が発見したことにより、乳児の健康状態に異常はなかった。20年近くにわたり、業界全体挙げて幼児車内放置事案防止するために様々な対策を実施している状況で、まだこのような事案が発生しており、このような事案の絶無に向けた活動を今後も続けていただきたい」とし、続けて広告宣伝規制、遊技機流通の健全化、旧規則機の適正処理などについて訓話した。

回胴式遊技機商業協同組合(回胴遊商)