回胴式連絡会 警察庁からの指摘事項等について説明

回胴式遊技機製造業者連絡会(里見治会長)は9月12日、日電協会議室(東京都台東区)において、パチスロの遊技機性能に関して警察庁より指摘された事項について、プレス関係者を集めその説明会行った。日電協から佐野慎一副理事長(技術委員長)、原田宗宏専務理事、中西馨技術部長、日工組からは山澤求常務理事が出席した。

中西技術部長は8月28日、日工組と日電協が警察庁において「不適合事由」ならびに「試射試験方法」の大きく2点について指摘があったと報告。これを受け9月1日、会員各位への周知徹底の文書を発出し、9月16日の型式申請分から遵守を徹底する旨を伝えたと経緯説明を行った。

今回の指摘事項について佐野技術委員長は、回胴式遊技機の型式の由来と、この10年間の経緯を振り返り、遊技機性能(5号機)の原点回帰への強い要請と受け止められると所感を述べた。そして、「できるだけ早く対応していきたい」と全メーカーが連携して正常化に努めていくことを第一とした。市場への影響についての質疑では、「例えば4号機から5号機に移行した時(の混乱)と比べれば、大きな事態にはならないのではないか。優先しなければならないこと(指摘事項の正常化)に全力をあげたい」と語った。