(株)善都(本社/愛知県豊田市)は11月29日、名古屋市北区の名古屋市北消防本署において、急患者トラブルに対し、迅速かつ的確な救命措置を行なった功績が称えられ感謝状が贈られた。
急患者トラブルは「ZENT北名古屋店」において9月4日に発生。隣客の異変に気付いた客がスタッフを呼び出し駆けつけた所、呼びかけをするも反応がなかった為、救急車を要請。スタッフ3名で要救護者を椅子から降ろし仰向けの状態にして再度の呼びかけを行なうも反応が無い為、救急隊員が到着するまでAEDの使用と共に心臓マッサージを行なった。
同社の全店にはAEDが設置されており、全スタッフが入社時に普通救命講習(AED講習)の受講を必須としている。贈呈式には北消防署の坂野優署長をはじめ、同社からは都筑善雄社長および都筑晶裕常務、北名古屋店を代表して松下翔太郎店長らが出席した。
坂野署長は挨拶の中で、同社が日ごろから行う会社を挙げた救急救命訓練、ならびに人材教育の賜物であると称え、大規模災害時の支援協力に関する覚書も締結しており、地域の期待値は高いと評価。「これからも安心で安全な地域環境づくりに貢献してもらいたい」と述べた。続いて都筑社長は、「北名古屋北店はおかげさまで月間延べ20万人、年間にして約240万人のお客様に出入りして頂いている。全国一集客数のあるアミューズメントホールとして、設備面だけでなく従業員一人ひとりが危機管理に対する意識を高め、万が一に備えていく」と語った。