善都 “ぶっ飛んだ”アイディアも形にすべく

(株)善都(本社/愛知県豊田市)は11月22日、社員対象のプレゼン大会「PREZENTATION 2017 for youngster」を開催した。

同社ではかねてよりインターンシップの一環として、就活生を対象に様々なテーマでプレゼン大会を行なっていたが今回、初となる社員を対象としたプレゼン大会を開催する。参加者は総合職、役職者を中心とした社員が2~5名のチームを作り、5月のキックオフより半年間かけて練ったアイディアを役員の前で発表した。今回、参加者による自由な発想で“ぶっ飛んだ”アイディアが多数発表された。審査員には都筑善雄社長を始めとする役員7名。プレゼンはその場限りではなく、内容によっては会社として具体的に検討するという。

各チームには「ニュービジネス」「新しいパチンコホールを考える」「新しい善都を考える」という3つのコースの中からテーマを選択。ニュービジネスコースでは無人島ビジネスやメイク・ネイルスクール、グランピング施設運営など同社のモットーとするチャレンジ精神やエンターテインメント性に主軸を置いた新事業の提案が行なわれた。新しいパチンコホールの提案では、AIやロボットを使用したホールや会員カードユーザー特化型アプリなど、時代を見据えた様々な施策。新しい善都を考えるコースでは、年齢や役職など特定条件を満たした社員の独立等を支援するセカンドキャリア制度について発表が行なわれた。

本来であれば各チームのプレゼン終了後、順位や各賞を決める予定だったが、審査委員より更に内容を深めたプレゼンをして欲しいとの要望があり、急遽予定を変更して後日、9チーム中5チームが再度プレゼンを行う事となった。「プレゼンに参加した社員の中には新事業にかかるコストや減価償却など、経営者の立場から事業を考える事で成長できた面もあるのではないでしょうか。世の中のモノのあり方や仕組みは日々変化してきています。例え“ぶっ飛んだ”発想でも具現化され、そしてそれが支援されれば結果オーライです。具現化に向け、我々も会社として動かねば」と都筑社長。今回発表されたアイディアを形にすべく、再プレゼン等を通して熟考を重ねたいと語った。