一般社団法人 日本遊技産業経営者同友会(東野昌一代表理事)は7月15日、オーラムにおいて、7月定例理事会を開催。会員数は4年前から40社増となり、正会員60社、賛助会員74社、計134社の規模となった。
記者会見において、趙顕洙副代表理事が理事会内容を報告。理事会は、理事23中19名、正会員25社・55名、賛助会員41社・76名、合計131名が出席。(1)新規入会・正会員3社/(株)建喜(代表取締役社長・松田敬明氏)、(株)あすかインターナショナル(取締役部長・森山賢真氏)、寿観光(株)(代表取締役社長・張正模氏)・賛助会員3社/スタッフコーポレーション(代表取締役・石井孝志氏)、(株)グラヴィスエージェント(代表取締役・前田崇氏)、(株)フィード(代表取締役・金原伸昌氏)。(2)新基準に該当しない遊技機の取扱いに関する自主規制の実施について(全日遊連)、(3)デジパチに関して一般入賞口に全く玉が入らないぱちんこ遊技機について(警察庁)。くぎの問題に対しては「すぐ解決できるような問題ではないので、継続して協議対応していきたい」(東野代表)。新基準に該当しない遊技機の自主規制について「全日遊連が決議したことであり、決まった以上は応援していきたい」(東野代表)と問題を共有していく姿勢を強調した。
今期より再編された3委員会の分科会を説明。
○人材活用委員会(店長マネジメント分科、女性社員による交流分科、採用関連分科、モチベーション分科)
○営業システム委員会(現在のチーム訳/遊技機関連、遊技機以外の設備関連、営業方法関連、セキュリティ関連)
○経営戦略委員会(財務研究部会、ブランディング部会)
その他、一般社団法人グレイス・ロード視察。ギャンブル依存症治療施設設立準備委員会により、今春、山梨県甲斐市にギャンブル依存症治療施設として開所。「グレイス・ロード」は、「神の恵みの道」の意。視察は7月10日参加者12名、現在入所者は22名、入寮費は16万円、基本のプログラムは、12ステップ、エンカウンターを通して、自助グループに通いながら社会復帰を目指す施設という。
東野代表は「ギャンブル依存症治療施設として開所され、まだ冷暖房等の設備も資金不足ということで、山梨県遊協が寄付したそうです。スタッフ体制もまだ立ち上がったばかりということで、同友会では運営費用の支援の必要性は痛感しているが、限界があり、業界連携した支援につなげていきたい」と述べた。