千葉県遊技業協同組合(星山聖達理事長)と県内メディア3社で構成される「夢まるふぁんど委員会」は11月8日、県庁前の羽衣公園において、夢まるふぁんど防犯パトロールカー寄贈式を開催。5市町に防犯パトロールカーを1台ずつ寄贈した。
夢まるふぁんど委員会は同組合と千葉日報社、千葉テレビ放送、ベイエフエムで構成され、平成17年7月、県内において幅広く社会貢献活動を行うことを目的に設立。今年度で19年目を迎えた。また、千葉県や千葉県警が推奨している「安全で安心なまちづくり」の推進と県内各地区の防犯活動の支援を目的に、平成18年から県内市(区)町村へ防犯パトロールカーを寄贈する地域振興事業を展開している。本年は、野田市、八街市、旭市、館山市、睦沢町へ寄贈。すでに全市区町村への寄贈が完了しているが、各市町村から寄贈要望が多く寄せられていることから継続実施し、今寄贈で累計台数は95台となった。
寄贈式では、同委員会のメンバーが5市町の代表にレプリカキーを手渡した。野田市の鈴木有市長は、「有効活用して安全で安心できる市民生活の実現に努める」と述べた。来賓として出席した熊谷俊人知事は、最近、強盗事件が多発し体感治安が悪化していると指摘した上で、「長期的には刑法犯認知件数は減少している。その一翼として青パトが役割を果たしている」と感謝し、千葉県警の宮沢忠孝本部長は、「安全安心を実感できる暮らしの実現には、防犯関係団体が一丸となって対策に取り組むことが大切」と呼びかけた。レプリカキーを手渡した星山理事長は、「防犯活動の重要度が増している。犯罪抑止の一助になれば」と期待した。