一般社団法人 全国遊技ビジネス振興会(曽我部康二会長)は9月21日、東京・台東区の上野パークホテルにおいて第7回セミナーを開催し、会員や業界関係者などが多数参加した。セミナーは、規則改正を受け、業界に漂う悲観論を一掃すべく、多様な視点の講師を招き問題意識を高めた。
挨拶に立った曽我部会長は業界の社会貢献の意義について、「長年、ボランティア参加で支援を続けており、参加する度に施設の皆様に勇気付けられております」と毎年恒例参加している「わいわい祭り」(重度心身障害児施設島田療育センター)の模様を報告した。三井慶満顧問は、2017年4月に開業した韓国初の統合型リゾート(IR)施設「パラダイスシティ」に行った感想を報告した。「ディーラーの接客対応を体感して大変感動しました。もしかしたら未来のエンターテイメント施設となるのではないでしょうか」と絶賛。一方で、「業界情勢を見ていると、今年に入ってから業界関係者の多くはネガティブな考えに汚染され、まん延した感があるが、昨今では思考停止してきた」と厳しく指摘。「逆境ではあるが、誰が仕掛けているのだろう。政府の論点整理などでの対応でもパチンコ業界は率先して安心、安全な取組みを示し実践している。他の公営競技よりも熱心に取り組んでいる事は国民の目にも明らかになっている。私たちはこれから3年近くかけて危ない遊びではなく、開かれた安全な産業となっていくと期待している一人です」と未来を指し示す経営者のビジョン力、努力しがいのある時の到来を強調した。続いて小森勇顧問も、「創業の思いを知らない3代目、4代目となって、パチンコにこだわりを持てない経営者の方は、どんどん業種転換された方がよい」と業界にとって好機であると業界愛を強調した。
その後「お金の働かせ方〜入門から個別銘柄の選定まで〜」(西出滋証券事業部長・Gift Your Life)、「3カ月で喋れる!?ホールだからこそ知るべき、英会話の真実」(大崎一万発・ライター)のセミナーを行った。なお、第8回セミナーは10月19日、東京ビッグサイト会議棟7Fにおいて開催予定。