全遊振 パチンコは日本の文化!になって欲しい

一般社団法人全国遊技ビジネス振興会(曽我部康二会長)は1月19日、東京都台東区のホテルパークサイドにおいて2017年第1回定例セミナーを開催。新春特別企画として斉木しげる氏(タレント・写真)は、パチンコをこよなく愛するファンの一人として「今のパチンコ業界にファン代表として物申す!」と題し「パチンコは日本の文化です!」と世界に誇れるパチンコ産業となるよう関係者の奮起を訴えた。

パチンコ歴はもうすぐ半世紀になるという斉木氏は“いちファン”の目から、パチンコをよく知らない・遊んだこともない立場(存在)がバッシングや規制に口を挟み過ぎているようだと前置き。そんな風潮に振り回されないよう、パチンコ産業としてホール・メーカー、有識者と連携して「第三者機関(パチンコ管理委員会・仮称)」を作って自ら対応して欲しいものだと要望。また、一般のファンの目から曖昧に見える部分を上げながら、クリアにして行って欲しいと要望。「クリアにしていく(関係者の)闘いが見えた時、ファンは戻ってくる」として、私の理想のホールは「満台の店」と訴えた。その中で「パチンコは日本の文化!」と言われる存在になって欲しいと述べ、誰もが理屈抜きで感動する革新的なパチンコ機の登場を切望した。

セミナーに先立ち、曽我部会長は、全遊振として新たな年を迎えることができたと謝意。IR法案によって依存(のめり込み)問題の取りざたが本格化する一年とした。全遊振としてホールのためになる様々なアイデアを出し努めていきたいと、活動意義とした。三井慶満顧問は、昨年IR法案の審議の中、パチンコバッシングを受けたが、業に携わる一人ひとりのモチベーションが下がる現状、営業現場の周囲含む混乱を危惧した。そのためパチンコの存在意義(使命)について全社的に「遊び(遊技)」の再確認を行った年初行事にしたという。その中で今年は、経営者の一人として、顧客目線を持つ「本物の店しか残らない」と、パチンコ源泉力が明暗を分けるとした。小森勇名誉顧問は、今年のパチンコ業界の動向を予想。回収撤去の2016年の余波は今年、メーカーの真価が問われているとした。パチンコ問題では、依存(のめり込み)をはじめとした問題点に対して、業界に携わる関係者の一部にみられる既得意識に危機感を指摘した。そのためには、机上データではなく、現場主義で目の前のファンを大切にして欲しいと呼びかけた。

なお、第2回は2月16日、東京学院ビル・内海(東京都千代田区)を予定。また、ホールで働く女子、大集合として、3月3日中野サンプラザにおいて「パチンコホールにおける女性の活躍とは何か」と題し、吉川美代子氏を講師に迎えた女性だけの活躍セミナー開催予定(参加資格女性のみ・参加費無料)を告知した。