全日本遊技事業協同組合連合会(阿部恭久理事長)は1月15日、都内新橋の第一ホテル東京において1月定例理事会を開催。終了後にオンラインによる会見を行った。定例理事会も理事総数51名中、本人出席は11名と、多くがオンラインによる出席となった。
席上、全国遊技場青年部連合会に対して感謝状を贈った。全国青年部会は、業界へのいわれなき先入観を払拭すべく、ホール換気検証動画を作成、ネット等で公表し、ホール換気能力の高さを見える化し内外に発信した功労を称えたもの。阿部理事長は、「あらぬ誤解は払拭されつつあり、業界のコロナ対策に肯定的な報道等も見受けられるようになりました」と評価した。理事会では、午後3時から小堀課長が講話に訪れるなどした事などを理由に、午後5時前からの記者会見となった。
現在、11都府県方面を対象に緊急事態宣言が出されており、全日遊連としての対応について、「飲食を中心とした午後8時からの外出自粛が趣旨となっており、一部店舗では、時短の動きもあるようだが、特に店舗での目立った行動につながらないよう広告宣伝の自粛とネオン等の消灯など徹底を呼びかけていきたい。今回の緊急事態宣言中にホールからクラスターが発生すれば、私たちの今までの努力はたちどころに水泡に帰す事となります。どうか21世紀会で策定した『パチンコ・パチスロ店営業における新型コロナウイルス感染症の拡大予防ガイドライン』の遵守を徹底し、全国一人ひとりのパチンコ・パチスロ店従業者が、ホールから感染者を絶対に出さないという強い意志を持ち、日々の営業あたってほしい」と、冒頭理事長挨拶にも込めた内容での対応を呼びかけた。
昨年12月に臨時理事会が開催された件についてリリースがなかった理由について聞いたところ、臨時理事会開催を望む声を受け、全日遊連として初めての対応だったためと説明。コロナ第3波が心配される中だった事から、ほとんどがオンラインで実施したとの事。理事会では、21世紀会決議(5月20日)ついて、理事会の場で決議した内容とした。
なお、冒頭理事長挨拶と記者会見冒頭には、「昨今、全日遊連理事会の協議内容と異なる記事が(昨年末から複数)業界誌に掲載される事案が発生しており、当該業界誌に対しては、是正を求め、訂正記事の掲載を要請したところであります。このように、誤った内容が組合員に伝わる事となれば、全日遊連の組織運営、ひいては各都府県方面組合の運営においても大きなマイナスとなります」と異例ともいえる要請をした。
【決議事項】
①新理事(渡辺博治理事・奈良)の所属委員会(機械対策委員会)について
②第30回全国ファン感謝デー手数料の都府県方面組合還元について
③2021年度第31回全国パチンコ・パチスロファン感謝デーの企画内容について
④感染症予防対策商品等のスポット契約について
【報告事項】
①パチンコ・パチスロ依存問題への対応について
②推進機構の定例理事会の開催結果について
③2019年度分ホールにおける電気使用量等調査」の集計結果について
④遊技機リサイクル推進委員会の開催結果について
⑤貯玉補償基金理事会の開催結果について
⑥令和元年事務年度における法人税等の調査事績について
⑦確定申告に関する広報依頼について(確定申告広報活動ツール)
⑧一般社団法人パチンコ・パチスロ社会貢献機構からの報告について
※写真は、理事会の冒頭に全国青年部会に感謝状を贈った