全国青年部会 第14回全国遊技業青年部交流会開催

愛知県遊技業協同組合青年部会(星山敬玉部会長)がホストとなった「第14回全国遊技業青年部交流会」が2月27日、名古屋市名駅の名鉄グランドホテルにおいて開催され、全国から青年部会員ら約100名近くが参集した。

会では基調講演として、パチンコ・パチスロKAI総合研究所の篠原弘志上席研究員による講演が行われ、グループディスカッションでは、講演の中で語られた「業界の問題点」をテーマに、各班に分かれた青年部員らがディスカッション。各班毎に代表者がまとめられたレポートを発表した。また、第3部では、回胴式遊技機商業協同組合の大饗裕記理事長が「業界の将来について」との演題で講演を行った。

主催県挨拶に立った愛知遊協青年部の星山敬玉部会長は、「日本経済が悪くなっている中、我々の業界も厳しくなっております。我々青年部として、個々のホールのことだけではなく、全体のことを考えて、我々が社会の中でどういった活動をするべきなのかを考えている毎日です。今回は篠原上席研究員をお迎えして、遊技業界の課題について、パチンコホールが生き残るために、業界が持つ問題点に対して講演いただきます。また、グループディスカッションでは新しい視点からの意見を交換していただいて、現状を打破しホールが健全に生き残っていくアイデアを出しあっていただければと思います」と述べた。

基調講演に立った篠原上席研究員は「パチンコ産業が生き残るために」とのテーマで講演。日遊協専務理事など業界の要職にあった篠原氏が持つ業界についての問題点についてレクチャーした。青年部に期待することとして、○明確な目的意識を持ってほしい○組織にとらわれない活動を意識してほしい○現場の知識を持ったうえで考えてほしい○幅広い事故研鑽をなど、青年部員としての活動指針を要望した。

続く、グループディスカッションでは、各班7~8名に分かれて、篠原氏が話した業界の問題点をテーマにディスカッションを行い、まとめられたレポートを代表者が発表した。

回胴遊商の大饗理事長は、業界の将来についてとして講演。8年前の規則改正によって、このままでは業界は無くなってしまうとの危機感から、与野党問わず国会議員らに窮状を訴えた。200名を超える議員らに話しをして、唯一聞いてくれたのが自民党の二階幹事長(当時)で、そこから休眠中だった議員連盟を再始動させて、様々な紆余曲折を経て現在の状況にまで持ってきた。そして、全国のホール代表者が立った今、ホールである皆様方が動いて応援することで、業界に光が見えてくるとした。