娯楽産業 
全国遊技機商業協同組合連合会(中村昌勇会長)は11月18日と19日の2日間、鎮守の森のプロジェクトの一環として「どんぐり採種ツアー」に参加した。
鎮撫の森プロジェクトは5年前の東日本大震災により、津波の被害を受けた被災地に森の防波堤を作る活動。今回はその植樹のために必要な苗の種となる「どんぐり」を東北各地で採取するツアーで、全商協を含め全国から40名近いボランティアが集まった。
18日は岩沼市内の千年希望の丘相野釜公園周辺で、平成25年6月に植樹したマサキやネズミモチの低木の採種を行った後、同じく岩沼市内の館腰神社・弘誓寺へ移動し、境内にあるウラジロガシとシラカシのどんぐりを採種。翌19日は仙台市内のホテルで植樹に関する座学講義を受けた後、仙台市の榴ケ岡公園でシラカシ1万2000粒。大崎八幡宮でもシラカシ6000粒、そして青葉神社ではシラカシとアカガシ2万粒を採種した。
採種したどんぐりはおよそ2年から3年で苗木に成長し、当プロジェクト等で行う植樹祭で植えてから、20年後には15メートル前後の樹木に成長する見込みだ。参加者からは、「将来成長を見届けるのが楽しみだ」という感想が聞こえてきた。