全国遊技機商業協同組合連合会(中村昌勇会長)は10月4日、熊本地震により被災地の人達を勇気づけようと、熊本県上益城郡嘉島町にあるイオンモール熊本の駐車場で「熊本地震 復興支援チャリティー歌謡ショー」を開催した。
この企画は、全商協として熊本の被災地のために何か支援が出来ないかと模索していた最中、歌手の山本譲二さんから「なんとか熊本を激励したい」とのオファーが地元九州遊商理事長である山本龍彦全商協副会長を通じて全商協組織委員会にこの話が持ち込まれ、協議された後、全商協理事会で承認された。山本副会長や社会貢献委員会担当役員らが、開催地である熊本県嘉島町等と調整を重ね、全商協主催行事として運営される事になり、熊本県遊協(岩下博明理事長)、嘉島町、イオンモールなどの協力の下、開催される事となった。
被災された皆様の励みになればとの思いを込めて、当日は山本譲二さんをはじめ、同氏の思いに賛同した歌手友人である吉幾三さん、角川博さん、川中美幸さんも無償出演。集まった2000人余りの来場者を前にして、時に軽妙なトークを交えながら「熊本がんばれ」とばかりにそれぞれ持ち歌3曲ずつを熱唱し、来場者に勇気と元気を届けた。また、全商協の会長・副会長をはじめ、全国の全商協社会貢献委員会のメンバーと熊本県の九州遊商加盟販社の組合員、また熊本県遊協青年部のメンバーなど総勢100名が、山本譲二さん一行の出迎えや、会場設営や来場者の入場案内、ドリンク配布などで汗を流し、「歌謡ショー」盛り上げで一役を担った。
ショーの最後には、中村昌勇会長、岩下博明理事長、嘉島町の荒木泰臣町長が舞台に登壇。荒木町長は、「開催の全ての費用を遊技業界の方で負担して頂き、あらためて心から感謝申し上げる。皆様、関係者に大きな拍手を送りましょう。そして、山本譲二さんが被災地の人達を元気づけよう、自分達の歌で元気を出してもらえれば嬉しいという事で、今日はボランティア精神で来て頂き、私たちは今日元気を頂いた。これを期に、地元の皆様と一緒に復旧・復興に努めていきたい」と、ショー開催の関係者を労いながら、今後の復興への前進を誓っていた。