全国遊技機商業協同組合連合会(中村昌勇会長)ならびに所属の東日本遊技機商業協同組合(中村昌勇理事長)は11月28日、銀座ブロッサム 中央会館ホール(東京都中央区)で開催したNPO法人児童虐待防止全国ネットワーク主催の「第19回 子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会」に参加した。
11月は児童虐待防止推進月間として、児童への虐待を防止するため、この期間中は、全国各地で様々な取組みが展開された。全商協は、児童虐待を防止する「オレンジリボン運動」に賛同。当日は中村会長をはじめ、東遊商など組合員有志が集会に臨んだ。
会場内では、児童虐待問題への関心を高める事を目的にNPO法人児童虐待防止全国ネットワークの主催により行われたポスターコンテストの発表展示が行われた。全商協賞は、「笑顔をつなぐオレンジリボン」。東遊商賞は、「守れるいのち みんながヒーロー」。また大和商事(大城正準社長)賞「言葉にできない『SOS』に気付いてください」など受賞ポスターが一堂展示された。
「第19回 子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会」では冒頭、主催者を代表して児童虐待防止全国ネットワークの吉田恒雄理事長があいさつ。「虐待死という悲劇が一日も早く無くなるよう願っているみな様方と一緒に子供の冥福を祈り、虐待のない社会の実現を目指して、この集会を開催してきた」と活動を説明。「189(いち早く)」の通報番号を広めるとともに、虐待の予防から自立までの切れ目ない支援の輪を呼びかけた。
第1部の「虐待死を悼み、命を讃える」では、過去一年間に虐待で命を失った子どもたちについて読み上げ、参加者全員で黙とうを捧げた。第2部では、「尊い命を犠牲にしないために〜私たち一人ひとりにできること〜」と題して、畠山由美氏(認定NPO法人だいじょうぶ理事長)が講演。子どもや家庭のSOSに応える形で、支援を開始して16年。親子関係が修復した事例を紹介しながら、どうしたら子どもを守れるか、共に考えた。なお、新型コロナウイルス感染症予防対策を講じた上、来場者数を制限しての開催となり、第3部として予定していた「鎮魂の行進」は、中止した。