一般財団法人保安通信協会は、HP上で平成24年度事業報告および25年度事業計画等を公表した。
「遊技機型式試験」における遊技機の型式の検定による手数料等支出明細書によると、24年度の手数料収入は、前年より2億6117万3000円増の22億515万7000円(なお型式試験手数料改正は平成25年4月1日から実施)。事業報告における型式試験事業は、ぱちんこ555件、回胴648件、アレンジ0件、じゃん球0件の受理件数1203件。結果書交付は、ぱちんこ575件、回胴655件、アレンジ0件、じゃん球0件の合計1230件。
遊技機の型式試験に関する調査研究として、試験事務の合理化・効率化等に関し、中長期的な対応として「試験事務の自動化・電子化(申請予約・受付システム等、試験手数料収納事務の自動化等を導入した場合の業務フロー作成)」「データセキュリティ(データバックアップシステム)」「試験業務に係る動画像の撮影技術(市場状況調査)」それぞれ調査研究。試験事務の効率化のための実用化として、プリント基板の回路印刷面を読み取って図面化する装置の開発、遊技機等搬送補助システム(電道アシスト台車)の実証実験。保安電子通信事業は、遊技機の認定及び検定等に関する規則に基づく製造能力確認者としての検査をおこない、意見書7件、変更意見書47件、計54件を交付。遊技球等貸出装置機能確認業務42件。メダル自動補給装置の機能確認528件、等を報告。
25年度は、前年同様に「異同識別事業」「調査研究事業」「保安電子通信事業」「型式試験事業」という4事業をおこなっていく。また「第5回保安電子通信技術セミナー・展示会」は、平成26年2月19日、東京国際フォーラムにおいて予定している。