11月24日に行われた全日遊連の会見の中で、中古機流通協議会に全日代表として出席している金本副理事長が、11月12日におこなわれた協議会内容について一部発表。中古移動に関して、ホール設置中の点検確認行為、いわゆる「前Q」を禁止する方向で全商協、回胴遊協と調整を行っていることが明らかになった。
ずさんな点検確認が横行し、点検確認したはずの遊技機から不正部品などが発見されることが後を絶たないことに関して、警察庁から、責任の所在を明確にせよとの指導が行われたことを発端とするこの問題。いわゆる前Qが厳格に禁止されれば、ホールは移動書類手続き待ちの間、遊技機を稼動させることができなくなる(倉庫保管)ため、これまで得られていた利益が得られなくなる、などの懸念もあるが、金本副理事長は、
「元々ホール設置中の点検確認は正式に認められていたものではない。一時的に窮屈な思いはあるかもしれないが、長期的な視野では避けて通れない問題」と語り、中古流通制度の維持こそが、業界全体の利益に繋がるとの考えを示した。また制度の変化によりメーカーの大量販売先行導入手法に関しても正常化する期待を示した。