三重遊協 組合支援するフリースクールを知事が視察

三重県の鈴木英敬知事は7月17日、三重県遊技業協同組合(権田清理事長)が支援助成している「NPO法人フリースクール三重シューレ」を訪問し、活動の状況を視察するとともに、そこで活動する子どもや支援者との対談を行うなどした。

今回の知事訪問に際して、同施設の石山佳秀代表、権田理事長ら関係者10名が応対した。三重シューレは、小・中・高校に在籍する不登校児童生徒が安心して通える居場所として、三重県で初めて2000年に設立されたフリースクールであり、子どもたちの社会的自立に向けて活動している。この活動に支援を行っている三重遊協は、社会貢献の一環として平成15年「MP(三重・パチンコの略称)ドリーム助成」第1回から同スクールの活動(家賃年間360万円)を支援してきた。またフリースクールに経済的理由で入会できない事がないよう、平成28年からは、全額給付型奨学金制度「金のハートの奨学金」を創設(年間250万円)する支援を行っており、鈴木知事は権田理事長から支援状況の説明を聞いたり、スクール内を視察した。

今回の知事視察は、県内の子どもの貧困対策の一環として実態を知って欲しいと佐波豊前専務(三重遊協)が視察依頼を行い実現したもの。知事は改めて不登校児童の教育実態を認識でき、行政における支援の必要や三重遊協の社会貢献の活動に理解を深めたという。