三協エアテックス AI使いトイレ内での異常検知システムをホールで試験導入

環境関連機器の開発、製造、販売の三協エアテック(株)(本社/大阪市北区)は5月11日、AI技術を使った骨格分析により、トイレ内の異常を検知するシステム「Xeye(エックスアイ)」を4月12日より(株)マタハリーPIA川崎ダイス店などで試験導入していることを発表した。

エックスアイは、AI技術を使った骨格分析により、トイレの急病人発生や迷惑行為をリアルタイムで検知し、専用端末上にアラート通知するシステム。トイレというプライベートな空間では、見守り体制には限界があるところ。またトイレ内の設備に対する破壊行為も多く、被害額が甚大と言われており、迷惑行為や犯罪行為の抑止、設備の修繕費や人件費の削減についても貢献できるとしている。

今回の試験導入では、(株)マタハリー PIA川崎ダイス店 、5月11日からはカンボウプラス(株)福井工場のトイレに試作機を設置し、試験導入期間は約3カ月を予定。急病人発生の緊急事態や迷惑行動(破壊行動・便器外排泄・長時間滞在)を検知する精度の確認や検証、AI技術の向上を行い、2023年秋の製品正式リリースを目指している。

また、別途大手パチンコ企業でも4月4日より試験導入を開始しており、今後は、巡回警備の頻度を減らし人手不足の解消を図るという点について、スーパーなどの店舗でも試験導入を行っていく予定としている。

トイレ内異常検知システム「Xeye」について