ワンデーポート 「依存問題とパチンコ業界」開催

 NPO法人「ワンデーポート」(施設長・中村努氏)は、1月17日東京ウィメンズプラザ・ホール(東京都渋谷区)において、「依存問題とパチンコ業界」と題しセミナー(助成・東京都遊技業協同組合)を開催した。

ワンデーポートは、ギャンブルに問題を持っている人の回復を支援する施設を運営、2000年から活動している。セミナーにおいてパチンコ業界からは、力武一郎氏が「パチンコ業界の未来とあるべき姿」を講演。ぱちんこ依存問題相談機関「リカバリー・サポート・ネットワーク」の設立において運営委員会委員、そしてホール経営者のひとりとして「ぱちんこ依存問題」と向き合うことについて話した。「現在のパチンコには様々な問題があります。それでも私たちはその問題から逃げずに取り組み、人生に彩りをそえるような・・・私たちが理想とする大衆娯楽としてのパチンコをこれからも追いかけていきたい!」とメッセージ。

続いて、ワンデーポートの活動紹介を中村施設長が説明。依存問題については、人が「くしゃみ」をする原因には様々ある。同様に「ぱちんこ依存問題」の原因には「発達障害」「精神障害」「トアウマ・負の体験」「思春期・自立」など、さまざまあるようだ。それだけに回復支援体制については、「啓発とネットワーク構築」が課題、これまで以上に関連機関・団体との連携を密にしていきたいと報告、活動に理解と協力を呼びかけた。