認定NPO法人ワンデーポートは、このほど「本人・家族・支援者のためのギャンブル依存との向かいあい方〜一人ひとりにあわせた支援で平穏な暮らしを取り戻す」(明石書店・定価2100円・税込)を発刊した。
2000年に当事者が中心となり、日本ではじめてギャンブル依存回復施設として設立されたワンデーポート。当初は手探りの活動も着実な認知と知見を積み重ねてネットワークの幅を広げてきた。その活動も10年という節目を経て今一度、依存問題について再定義している。
「ギャンブルの問題を、『ギャンブル依存症』と一律にとらえるのはやめませんか?ギャンブルの問題を抱えている人の数だけ、さまざまな背景があります。その背景を明確にして、一人ひとりにあった支援を組み立てる必要があります。こうした考えを理解してもらうことがこの本の目的です」と、中村努氏・高澤和彦氏・稲村厚氏が依存問題との向きあい方をまとめている。注文については、最寄りの書店(ISBN978-4-7503-3599-5)か、直接「明石書店」(電話03-5818-1171・FAX03-5818-1174)まで。