屋号「ユーコーラッキー」などホール店舗を展開するユーコーラッキーグループ(本社/福岡県久留米市)は、11月12日に開催した「SDGs Design International Awards(SDGsアワード) 2022」(主催・九州大学大学院芸術工学研究院 SDGsデザインユニット)に協賛した。その中、「ユーコーラッキーグループ賞」(企業賞)について優秀チームを顕彰した。
SDGsアワードは、世界中の学生から広くSDGsの目標達成に繋がるデザインアイデアを募集し、その中から優れた作品を表彰することで、若者を勇気付けるとともに、若者が生み出したアイデアを広く世界の多くの人とシェアし、持続可能な社会づくりに活かすことを目標として、今回4回目の開催となった。アイデアを募集した結果、13の国と地域より、過去最多となる271件の作品が寄せられた。
その中、新設された「ユーコーラッキーグループ賞」のテーマは、「地域の活性化につながる おとなのための学びの場のデザイン」についてアイデアを募集した。ユーコーラッキーグループは、パチンコ店を筆頭に、飲食店やゴルフ場、トレーニングジムを運営している。そこには地域コミュニティという共通の付加価値が融合しているという想定のもと、今回「おとなの学び」に着目、おとなが学びを感じられる場になるにはどんなデザインが求められるのかについて学生たちに投げかけた。
34件の応募があり、「包摂的な学びの場づくり」を提案した九州大学文学部人文学科の学生チーム(5名)の「みんなのアートラボ ~九大生が考える包摂的な学びの場づくり~」デザインをユーコーラッキーグループ賞に選定した。包摂(インクルージョン)という言葉をキーワードに、場として備わっている包摂力を幾通りかに分類し、包摂が人に生起する“気づき”を「おとなの学び」に置き換えるアイデアで、気づきを与える包摂力のある場とは一体どんな場なのかについて考究している。12日、福岡市内にある九州大学大橋キャンパス及びWebリモートにより授賞式が行われ、受賞チームにユーコーラッキーグループ賞(賞金5万円)が贈られた。