ユーコー 旧制服をエコバックに再生し「はじめようエコ活」

屋号「ユーコーラッキー」など28店舗を展開するユーコーラッキーグループ(本社/福岡県久留米市)はこのほど、2019年までグループホールスタッフが着用していた「旧制服」をリサイクルし、『エコバック』として再生。社員・アルバイトスタッフへ贈る取組みを実施した。

これは制服から抽出した再生ポリエステルを利用したもので、SDGs(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)の一環に位置付けた取組みとなっている。リサイクルに使用した旧制服は計3万20枚で、再生利用による CO2 削減効果は約2912㎏に相当。ポリエステルの合成にかかる工作機械の電気使用量や、原料輸送にかかるガソリンなどエネルギー使用量等を合算したCO2削減効果につながっている。

さらに、エコバックに再生させる事で、昨夏からレジ袋の有料化が始まり、レジ袋を使わないようにする事が、プラごみゼロへの第一歩となっている。全従業員がこのエコバックを使用し、レジ袋(年間1人当たり300枚と換算)を削減した場合のCO2削減効果は、年間約6000㎏相当という試算ともなっている(杉の木約426本が1年間に吸収する量に相当)。なおエコバックに使われた素材は一部で、その他、化学燃料や自動車内装材(断熱材や吸音材)としてリサイクル利用されている。

同グループでは、「私たちが暮らす街の明るい未来のため、スタッフの小さなエコ活動が積み重ねられ、大きなCO2削減を生み、気候変動の対策にもつながる」として、「はじめようエコ活」の取組みと位置付けている。