メダル工業会 約20%減で予算

遊技場メダル自動補給装置工業会(大泉政治理事長)は11月28日、新橋第一ホテル(東京都港区)において第25回通常総会を開催。任期満了に伴う役員改選では大泉政治理事長をはじめとした執行部を再選した。大泉理事長は12期目。

大泉理事長(オーイズミ)は挨拶の中「今年1年、早いものです。とりわけ業界にとって、参加人口1000万人を割った(レジャー白書)ことは大変な状況と思っている。その中で、保通協の型式試験方法の変更により、激震が走っている。当組合の決算9月のため、その影響は表れてはいない。決算的に器具販売状況は前年対比14%増。ただ、試験方法変更(9月)後の状況が不透明であり、来期については約20%減で予定している」と会員一丸となった組合運営を要請した。

議事に際しては、議長に須田泰彦副理事長を選出し、全6議案を原案通り承認した。事業報告によると、器具販売状況は、26万1357個(プラス3万2087個・14.0%増)、内メダル補給器具は、補給E:9万1229個、沖縄D:6700個、合計9万7929個(マイナス2万7360個)。回収器具では、2万2600個(マイナス1万2444個)。メダル貸機用自動補給シューター販売(貸機F)は4万3600個(プラス1万7840個)。これを受け、今期事業は増収増益を報告。型式試験の変更、遊技人口の減少傾向、消費増税後の影響等、厳しい見方により予算は20%減とした。

総会後の懇親会は、里見治理事長(日電協)、庄司孝輝会長(日遊協)、片山春雄専務理事(全日遊連)、伊豆正則理事長(回胴遊商)、中村昌勇会長(全商協)など、業界団体の来賓を多数迎えて、総会の盛会を祝した。

【新役員】(敬称略)
理事長/大泉政治
副理事長/須田泰彦、吉村泰彦
理事/秋田光勇、綾部征四郎、藤原国明、今井茂喬
監事/樋口貞男、横田元秀