メイドインサービス パチスロウェブセミナーを開催

パチスロ営業専門の運営支援する(株)メイドインサービス(本社/東京都府中市)は7月29日、パチスロウェブセミナー2020を開催。規則の経過措置は1年延長に至ったが、楽観を許さない状況であり、パチスロ営業において早めの対応が重要とした。

講師を務めた飯田信一取締役常務は、「5号機撤去の『第一波』が予定されている2020年末。残りの半年でやらなければならない事柄と2021年11月末の5号機撤去『第二波』に向けてのパチスロ運営の進め方、6号機の設定調整のポイント」について4テーマを約70分解説した。

①コロナ禍の影響
ホールの率直な声として、「これまでの稼働の8割戻らないと売上・粗利共にかなり厳しい」「パチスロ稼働は8〜9割戻ってきているが、パチンコ稼働が依然厳しい」「機械予算の大幅削減は避けられない」「しばらく新台は様子を見る」「旧規則機の計画的撤去は様子見つつ使い切る」「集客に大変困っている」などの声をピックアップ。同社のMIS実績値のパチスロ平均稼働では約84%まで戻ってきているとした。その中、唯一、30パイのノーマルは、コロナ禍以後、稼働上昇が見られ、おそらく、負け額の込まない30パイノーマルで遊ぶファン心理が働いたのではないかとした。また、営業再開後の6月は新台が1機種もなく、6号機の稼働低下が見られ、平均値と自店の実績と比較して、稼働分析を勧めた。

②5号機撤去
■『第一波』/パチスロ全体の設置台数約160万台。その内高射幸性遊技機は約12万台。それ以外の旧規則機約100万台。6号機約48万台規模の状況。今年末までに撤去すべき5号機撤去『第一波』の規模は約26万台と推計。7月〜12月の6カ月で入替えが必要となり、毎月約4万3000台規模の入替が必要。その事からは、新台の供給不足、中古機相場の高騰化が顕著になってくるだろうと、早めの対応を強調した。
■『第二波』/2021年1月〜11月末までに約86万台の入替が必要になってくる。経過措置が1年延期になったが、第一波の3倍近い入替が必要なペース。そうした中であっても、見栄えが悪いのはもちろん、遊技客との信用という面も損なうのでパチスロの減台・べニア対応は考えないで欲しいとし、個々店舗の適正台数を維持すべきとした。

その後、同社が運営するパチスロ運用に必要な情報提供している会員制有料サイト「P-FAN DATABANK」による③6号機の設定調整のポイント④中古機活用法について詳しくアドバイスした。