娯楽産業 (株)マルハン(本社／京都・東京)は1月17日、賃貸契約の期間満了に伴い、「マルハンパチンコタワー渋谷」(MPT渋谷)を閉店した。
同社の東京進出第一号店として平成7年7月7日にオープンしたMPT渋谷は、当時のパチンコ店にはまだ珍しい多階層の空中店舗、カラフルな店内、女性専用コーナー・カップル専用ペアシートの導入、大当り情報の開示など、それまでのパチンコ店のイメージを覆す“パチンコ新時代のシンボル”として誕生。日本経済新聞主催の「優秀先端事業所賞」を受賞するなど、パチンコ業界だけでなく、非ユーザーにまで強烈なインパクトを与えてきた。
グランドオープン初日の入場者は1万5千人を超え、その後も同社の旗艦店として20年もの長きにわたり営業を続けていたが、この度、惜しむ声が絶えぬ中、苦渋の選択を行う運びとなった。最終日には大勢のファンが訪れ、各々が楽しかった思い出を胸に、最後の遊技を楽しんだ。店内では、「ありがとうございます」の文字で飾った“感謝”（写真・下）という言葉を綴ったメッセージボードや、スタッフ一人ひとりが感謝を伝える動画などが流れ、積年の思いをファンに伝えていた。
オープン当初のMPT渋谷
スタッフから感謝のメッセージ