(株)マルハン(本社/東京、京都)は5月13日、(株)太平洋クラブ及びその子会社5社と、スポンサー契約を締結したと発表した。
ゴルファー憧れの太平洋クラブ御殿場コースは、同クラブの看板コースとして知られ、国内に18コースを展開するゴルフ場経営大手だったが、昨年民事再生を申請。救済と再建について、マルハンは会員の任意組織である「新・太平洋クラブ創る会」(当時:太平洋クラブを守る会)からスポンサー候補として協力要請を受けていた。
太平洋クラブおよび管財人側は、今年に入り、公募による第一次入札(1月23日)でスポンサー候補3社を絞り込み、第二次入札・選定作業を進めていた。マルハンの再建案として、(1)債権者への弁済の最大化(2)クラブ組織とクラブ運営の民主化を図るために一般社団法人を設立(3)従業員の雇用確保、が評価され、正式にスポンサー指名を受けた。
マルハンは、これからの再建に向けて合計270億円(新株式引き受け)を拠出。債権者への弁済率10%を提供。また、資金提供後の3年間における設備投資資金として17億円を提供する予定。なお、更生計画案により、詳細を策定していく。