プローバ 2030年に向け「日本一、成長を楽しめる会社」を掲げる

(株)プローバホールディングス(本社/広島市安佐南区)はこの度、「プローバグループ メッセージ動画2022」を発信し、取引関係者に向けて、プローバグループが取組んでいる事業展開など説明と報告を行った。

例年同社は、11月に「プローバグループお取引先様との交流会」を開催していたが、3年続けて、新型コロナウイルス感染症の状況に鑑みて会場開催を取り止め、平本直樹代表取締役CEOは、動画配信により報告を行った。「社会環境においては、昨年と比べて人の動きは戻りつつあるかと思います。しかしながら、資材の高騰や円安などの要因により、なかなか先が見通せない状態が続いています。プローバグループにおいても少なからずこうした影響がある中で、8月に決算を迎えました。コアであるパチンコ事業では業界対応である遊技機入替も重なり、厳しい業績を想定していましたが、皆さまのご協力もあり、当初の見通しを上回る結果を出すことができました。今後も厳しい環境が続くかもしれませんが、時代に向き合いながら、置かれた状況の中で最善を尽くすべきことに変わりはないものと思っております。むしろこうした状況下だからこそ、持続可能な社会を実現していくために、我々は何ができるのかということについて、皆で真剣に考えていくきっかけにもなりました。また次世代に何を残していけるのか、ということについて役員間で多くの議論を重ねてまいりました。私はプローバグループの事業を通じて『人々の生活を豊かにしたい』という思いを持っております。皆さまと共に成長できる企業であることが、この思いの実現につながるのではないかと考えました。そこで私たちは、2030年に向けてプローバグループを『日本一、成長を楽しめる会社』にしていくことを決めております。現在、グループ各社では、どのように『日本一、成長を楽しめる会社』にしていくのか、衆知を集めた未来への構想を練っております。2023年10月にはプローバグループ設立60周年を迎えます。現在、従業員は約1000名おりますが、一人ひとりの成長を支援し、それがグループの成長につながり、地域社会への発展に寄与することで、100年企業へと成長できるよう進んでまいります。引き続き皆様のご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」とメッセージした。

概況として、売上高はパチンコ事業の減収により、全体として減少したものの、売上総利益は他の事業の成長により、売上高331億2900万円、売上総利益86億3200万円と増益。営業利益、当期純利益はパチンコ事業の設備投資増加による償却負担と、エネルギー価格の高騰による光熱費の増加により、営業利益3億0100万円、当期純利益1億3300万円と減益となった。資産と負債はほぼ横ばい、自己資本比率は45%、純資産は微増。

プローバグループは、プローバホールディングスの下、パチンコ事業((株)プローバ)、ゲーム事業を主としたアミューズメント事業((株)プロバックス(ゲームセンター・ボウリング場))。また、ライフ&エンターテインメント事業として果敢に挑戦を続けており、(株)GROW UP(パン・洋菓子製造、販売・飲食店)、(株)プローバウェルネス(スポーツ施設やフィットネス倶楽部の経営、介護機器及び介護支援機器の企画、販売、輸出入、レンタル及びリース)、(株)P2M(不動産の賃貸借・保険業務など)、合弁会社の(株)ペンシオーネ(ニセコ・ペンション経営)、(株)プローバベジモ(農業・飲食・福祉)などで構成されており、今後もグループ挙げて尽力していくと報告した。

株式会社プローバホールディングス