フジサンケイビジネスアイは2月19日、カジノシンポジウム「〜カジノ合法化。そのとき日本の経済・社会への影響〜」をテーマとして、サンケイプラザ4F(東京都千代田区)において開催した。
「日本の経済成長を視野にIR実現へのシナリオ。その時日本の産業はどのような影響を受けるのか。」を観光・医療の各立場から、午前午後にわたり、講演とパネルディスカッションでアプローチした。休憩時はミニバカラ、ルーレット、ブラックジャックの擬似体験コーナーを設けた(協力・(株)ブライト/日本カジノスクール)。
カジノを含むIR法案についての進捗を岩屋毅衆議院議員(IR議連幹事長)。昨年の選挙で顔ぶれも変わったので、新たに呼びかけ議員連盟を再結成する予定。各党に再度確認をとり、遠くない時期に国会に再提出し、推進法の成立を目指したい。既に政府内に実施法のチームは立ち上がっている。2月19日付「カジノ候補地 横浜・大阪 20年開業目指す 政府方針」(読売)の報道は否定し「すべては今からと考えている」と、今国会での法案成立に意欲を見せていた。
その他、日本にとって望ましいインパウンド観光について提言した稲垣勉教授(立教大学観光学部交流文化学科)。急務となっている依存問題について河本泰信精神科医長(国立病院機構久里浜医療センター)。カジノ法制化がもたらすパチンコ業界についてPOKKA吉田氏がそれぞれ講演。そしてジャーナリスト・田原総一朗氏、大川潤氏(リンクアソシエイト)をパネラーに迎えて「日本経済にとってカジノが必要なわけ」等のテーマでパネルディスカッションを行った。
岩屋議員
田原氏
カジノ擬似体験