ヒューテック(株)(本社/名古屋市千種区)は、CIS経営指針セミナーを1月21日から1月30日の日程で、全国6会場で開催する。1月23日は東京国際フォーラムにおいて開催。
挨拶に立った福田耕太郎部長は、レジャー白書2012でパチンコ参加人口の激減(推計)を例に掲げ「レジャー白書は、4人に一人がパチンコ離れというデータでした。ホール営業の現場では、ものすごい客離れでダメージが実感されたのかというと、それほどでもない。なぜなら、ライトユーザー層のパチンコ離れであり、全体の延べ来店回数からは、それほど感じられなかったのではないだろうか。ただし、3年先のホール営業という目線で、どう考え、捉えていますか」と問いかけ、危機感含め、3年後勝ち残っていけるホール営業について、「リピーターをつくる」源泉づくりを強調した。
第1部「顧客動向と遊技動向の変化を読む」パチンコ市場の2012年のまとめでは、
(1)「AKB48」の影響により、グループ(MAX、ミドル、ライト)別に遊技台を選ぶという機種選択から「勝ちポジションを重視した機種選びの傾向」が出てきている。
(2)新台営業で集客は行われるが、新台の稼動での競合との差はまだあまりなく、「新台以外の台への定着化の差で、ホール間の稼動差が大きくなっている」
(3)特定台に対するイベント営業ができないので「マスによる機種の育成ができにくくなっている」
(4)話題となるスロットには集客力があり、PS市場における「潜在的なスロット力は存在している」
(5)「ハネデジユーザーは大幅に減り」、その存在価値が問われてきている。
(6)「低玉貸からのユーザー離反は多く、1回のプレーで収益拡大より、離反させないための薄利多売方針として、ユーザーの来店回数の増加による収益拡大を目指す必要がある」
など傾向をまとめた。
第2部「利益重視営業の限界を知り、収益構造再編を考える」においては、今一度、営業の基本について再点検を促し、特に「勝ち率、勝ち金額、T乖離率シミュレーション」の再認識を呼びかけた。目先の稼動データで満足することなく「遊びやすさと勝ちやすさ」を数値化したT乖離率について認識を促した。
第3部「差別化の源泉は、人材の育成にあり」では「絆客づくり」をしっかり意識した「お客にアプローチするスタッフの人材育成が求められる」と人づくりをキーワードとしてた。