(株)ニューギン(本社/名古屋市中村区)のリニューアル中だったニューギン上野ビルのショールーム改装が終了し、3月28日にプレス向け内覧発表会が開催された。ニューギン上野ビルはニューギン販売やニューギン・アドバンスなどグループの販売関連のオフィスとショールームがあり、東京支店及び東日本事業部の拠点として2005年10月に竣工されたビルとなっている。
冒頭、挨拶を行ったニューギン販売の金海専務は、「ニューギングループでは、2024年2月より、この上野ビルのリニューアル工事を開始し、3月28日に第1期工事が完了しました。弊社は2022年、現社長の新井宏明が社長に就任致しました。就任当初から『お客様の想像を超えていこう』という新たなスローガンを掲げ、真っ先に着手したのが開発のミッションとして先端技術ラボという部署の創設です。この部署はその名の通り、遊技機の基礎研究を主にする専門チームで、感動は既存のものから生まれないという想いのもと、これまで開発の現場で個々に動いていたことを、組織的に動けるように時系列をおって管理できるようにする部署として創設しました。2022年の創設で、これからやっとその先端技術ラボが関わったパチンコ・パチスロ機のリリースがなされていく予定になっております。特にハード的なものに関してあっと驚くようなものが御報告できると考えております。また、社長が販売組織に求めるものは物売りからの脱却で、ホール様の経営の視点に立った想像力を喚起するような情報の提供。それを具現化したものの一つとしてこの上野ビルのリニューアルが挙げられます。メーカーが求められるものも変化しており、この上野ビルに関しては本社機能もありますので、社内外からの役割も変化していると考えており、そのミッションとしてこれまでのショールームという機能だけではなく、ニューギンの情報の発信基地として、またホール様とのコミュニティの場所やイベントの場として活用していくことで、これからの10年、20年を見据え、業界の未来も作り上げていけるような象徴になればと思っています」と語り、直販率90%を誇る同社がホールからの生の声を聞き、信頼関係をより強固なものにするべく上野ビルを活用するとした。
第1期リニューアルは同ビルの1~2階。1階入り口を入るとコクーン(繭)をイメージした待合室となっており、ここではサプライズ演出による様々な情報発信なども行われ、来場者が待っている時間を無駄にさせない工夫がみられる。1階にはN-1、N-2という2つのプレゼンルームを設置し、ソファーを置いてゆったりプレゼンを聞くことができる部屋と大人数にも対応可能な部屋となっている。2階にはRoom0という今回のリニューアルの胆となっている部屋を新設。これは新たなスタートだったり、ビジョンだったり未来への可能性を示唆して新たなチャンスを予感させるものとしてのネーミング。部屋は窓のない三方を真っ白な壁に囲まれた部屋だが、ここには最新の情報発信ツールが装備されており、同社の世界観を体現させる大仕掛けが用意されている。その他にもそれぞれスペース及び収容人数の異なる部屋が用意されており、各部屋にはニューギンが開発した循環型パチンコ・パチスロ併用ユニットが配置されている。
外観で大きく変わったのは、壁面に大きなパネルを貼り、その時々で新製品の告知やウィットに富んだ掲示物などを掲示することで、ニューギンの存在感をアピールする。尚、3~4階は第2期工事として鋭意進行中。