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(株)ダイナム(本社／東京都荒川区)は、多様な人材を受け入れる企業風土醸成の一環として、8月1日より「同性パートナーシップ制度」を導入。また、制度運用にあたりLGBTに関する質問や相談を受け付け、対応するために専門家による相談窓口を設置した。
厚生労働省により2017年1月にセクハラ指針(事業主が職場における性的言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置についての指針)が施行されて以降、LGBTなど性的マイノリティへの理解や支援が進みつつある中で、日本においては、東京都渋谷区や北海道札幌市など70以上の地方自治体で同性パートナーシップ条例が成立している。また、公表されている調査結果によると全人口の8.9％が性的マイノリティに該当すると言われている。同社では、2018年よりLGBTの理解促進に継続して取り組んでおり、このたび「同性パートナーシップ制度」の導入および、相談窓口の設置に至った。
同社は、「多様な人材の活躍がダイナムの未来をつくる」をダイバーシティ＆インクルージョン推進の方針に掲げており、多様な人材が活躍できる環境を構築することで、社内のエンゲージメントを高めるとともに、新たな価値観や思考を組織に取り入れ、新たな顧客ニーズに対応していきたいと考えている。
1.「ダイナム同性パートナーシップ制度」の概要
法律上配偶者として認められない同性パートナーを所定の手続によって、婚姻と同等の関係であることを認め、対象となる同性パートナーを従業員の配偶者と位置付ける制度。これにより、法律婚の配偶者に適用されている休暇や手当、福利厚生制度などが同性パートナーにも適用される。
2.相談窓口について
(1)相談委託／(株)アウト・ジャパン(URL：http://www.outjapan.co.jp/ )
(2)対象範囲／ダイナムの全従業員
(3)相談内容／人事制度のほか、LGBT全般に関する質問、 相談対応が可能となっており、匿名での相談や当事者以外からの相談も可能としている。
3.適用される制度(／以下が新たに対象となる人)
①給与
●家族手当／同性パートナー、同性パートナーの子
●単身赴任手当、帰省旅費／同性パートナー、同性パートナーの子、同性パートナーの家族
●転勤手当、赴任補助、下見／同性パートナー、同性パートナーの子
●住宅手当(世帯)／同性パートナー、同性パートナーの子
②服務
●結婚休暇、出産休暇／同性パートナー、同性パートナーの子
●病気有休・忌引休暇／同性パートナー、同性パートナーの子、同性パートナーの家族
●子の看護休暇／同性パートナーの子
●育児・介護休業規程関連／同性パートナー、同性パートナーの子、同性パートナーの家族
●赴任休暇(世帯)／同性パートナー、同性パートナーの子、同性パートナーの家族
●異動停止／同性パートナー、同性パートナーの子、同性パートナーの家族
③法定外福利厚生
●家族死亡弔慰金、弔電、供花／同性パートナー、同性パートナーの子、同性パートナーの家族
●結婚祝金・出産祝金／同性パートナー、同性パートナーの子
●入院見舞金・災害見舞金／同性パートナー、同性パートナーの子、同性パートナーの家族
●社宅／同性パートナー、同性パートナーの子
4.関連情報
ダイナムHP(ダイバーシティ＆インクルージョン)
www.dynam.jp