セガサミー最終回の攻撃、1死1・2塁の中、乗替選手の打球はサードへ。5-4-3と転送され0対5でゲームセット。就任1年目、元ロッテの初芝監督率いるセガサミー野球部の今年最後の公式戦が終わった。
セガサミー野球部(東京都)は京セラドーム大阪において11月11日、「第40回社会人野球日本選手権大会」(主催:公益財団法人日本野球連盟・毎日新聞社/共催:大阪市)の11日目、トヨタ自動車(愛知)と決勝を競った。
定刻午後6時に始まった決勝戦。セガサミー先発は、前日149球を粘投した横田投手。試合は前半から立ち上がり良い両チーム先発投手の好投でゼロ行進。動いたのは6回表、先頭打者に右中間3塁打、そしてレフト前タイムリーヒットで先制された。その後は、3投手をつぎ込み、トヨタ打線をかわそうとしたが、4点を追加された。表彰式では、個人賞において、最高殊勲選手賞/佐竹投手(トヨタ)、敢闘賞/横田投手(セガサミー)と、先発両投手が選ばれた。
セガサミー野球部、一戦一戦の戦いぶりは、勝ち上がる程にチームが強くなっていくのが感じられる今大会であった。また初の連戦を経験することになり、応援団・セガサミールーターズの応援もまた接戦を勝ち上がるほどに、一体感が増していた。「これを階段のひとつとして来年につなげたい」という初芝監督の前を向いたコメントの通り、セガサミー野球部は次につなげる大きな第一歩になったようだ。