サンキョー(株)(本社/埼玉県川口市)は4月9日、地域社会貢献の一環として「災害時における一時的な避難場所等の提供に関する協定」を埼玉県草加市と協定書を締結した。
この協定書の締結により、SAP草加店(草加市松江5-3-13)の立体駐車場(収容台数900台)およびSAP草加ボウル店と回転寿司かいおうSAP草加店の店舗休憩スペースを地域住民および、車両等の一時的な避難場所として提供し、台風の大雨やゲリラ豪雨の被害の軽減に結びつくこととなる。
草加市では、綾瀬川の氾濫(平成3年)に対処して堀切菖蒲水門を建設し、被害の軽減を図ってきたが、草加市松江および稲荷地域は、平成25年の台風26号の大雨により浸水被害が発生した。これを受け、以前より災害時に協力を申し出ていた同社と、場所の提供としては初の協定となる締結に至り、今後は、草加市危機管理室、建設部とSAP草加が中心となり、災害に備えた街造りを進められる。
■災害時に提供する施設等
・水害時に、車両等の一時避難場所として立体駐車場を提供
・災害時に備えて、バリケード、土のう等の備蓄場所を提供
・一時避難をされた地域住民の皆様に休憩スペース、トイレの開放と飲料水等を提供
(写真は災害協定書を取り交わす同社の阿部恭久社長(左)と田中市長)