8月10〜12日の3日間、都内江東区の東京ビッグサイトにおいて同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)94」が開催した。コミケは同人誌の即売会の他、アニメやゲーム関連の企業などが限定グッズの販売などを行う日本最大級のイベントであり、会場をフル活用、参加サークル数は3万5000、出展企業は165社が集まった。
94回目となる今回は、1日目が約16万人、2日目が約16万人、3日目が約21万人と、3日間通して累計約53万人が来場。『企業ブース』は、西4、東7ホールに分れ、今回、業界関連は2企業(平和、藤商事)が西4ブース側に出展した。
その他、セガ(東京都品川区)は、最新アーケードゲーム「オンゲキ」をはじめ、「CHUNITHM(チュウニズム)」「maimai」や、「BORDER BREAK」「Fate/Grand Order Arcade」などのオリジナルグッズを販売。ブランド40周年を迎えた(株)SNK(大阪府吹田市)は、東7ホールにブース出展した。話題の「NEOGEO mini」キャラクターグッズを販売。さらに発売前の「SNKヒロインズ」の試遊台を設置していた。オリジナルキャラクター「静波まつり」のボートレース多摩川は、オリジナルクッズ販売の他、コスプレをした選手との写真撮影会、ボート展示、古川舞選手自主製作のCDを販売。TVアニメ「ノラと皇女と野良猫ハート」の主人公「ノラ」が、ねこが働く駅として全国的に有名な会津鉄道・芦ノ牧温泉駅の名誉副駅長に就任した事を記念したブース。またバレーボール製造で知られる(株)ミカサ(広島市安佐北区)は、「ミカサの薄い本」を配布し企業イメージの浸透に地道な出展が印象的だった。
次回、平成最後となるコミケ95は、2018年12月29日〜31日の3日間、東京ビッグサイトで開催予定。ただし、2019年開催のコミケ96と97は、東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴う東京ビッグサイトの利用制約期間となり、東展示棟が使用できなくなるため、コミックマーケット史上初の4日間(コミケ96の場合2019年8月9日〜12日)で開催(予定)。