コミケ89 ビッグサイトに約52万人

12月29〜31日の3日間、都内江東区の東京ビッグサイトにおいて同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)89」が開催された。コミケは同人誌の即売会の他、アニメやゲーム関連の企業などが限定グッズの販売などを行なう日本最大級のイベントであり、会場をフル活用、参加サークル数は3万5000、出展企業は130社が集まった。89回目となる今回は、1日目が約15万人、2日目が約17万人、3日目(大晦日)が約20万人と、3日間通して累計約52万人が来場した。3日間ともに快晴と天候に恵まれた年の瀬だったが、自主警備強化の要請(警察庁)による手荷物検査の実施、平日(火〜木曜日)開催ということもあってか、前年(コミケ87)56万人より4万人下回った。一方で、外国人の姿が多く見られ、コミケ文化の着実な浸透が見受けられた。

西4階の『企業ブース』ではパチンコ業界関連の企業もブース出展した。今回、ホール企業として初出展した、関東圏を中心にホール展開する(株)アイランド(本社/山形県山形市)は、同社マスコットキャラクター“アイラちゃん”のテレビCM放映を記念し、独自のホール展開を鮮烈にアピール。その他、(株)平和&(株)オリンピア製遊技機のオリジナルキャラクターグッズ物販の「キュイン萌ーる」ブース、DAXEL(株)は「まじかるすいーとプリズム・ナナ」ブースにおいて物販やトークイベント、セガサミーグループの子会社であるSEGA(セガ)は、ファンサービスや物販のブースを出展した。会場外では、(株)藤商事がパチンコ新機種「CR地獄少女 弐 きくりの地獄祭り」のアドトラックを秋葉原〜国際展示場間を走らせ、同機種をアニメファンにアピールした。

なお、次回コミケ90は、8月12日(金)〜14日(日)開催予定。2016年から東京オリンピックに向け、東京ビッグサイトの拡張工事が本格始動するため、開催仕様が大幅変更になる様相。企業ブースはこれまでの西4階から西1階展示場に移動し、開催も2日間のみとなり、3日目はサークルスペースとして利用される予定という。会場導線を始めとして大きな変更が予想される。

 

DMM.R18の物販・HOBIBOXのコスプレーヤーさん

初出展の丸井ブースは、おそ松さんグッズは早々に完売

秋葉原を運行する藤商事のアドトラック