(株)エンタテインメントビジネス総合研究所(本社/東京都千代田区)は2月14日、エース電研大阪元町ビルにおいて、「見つけよう自店の顧客の遊び方」と題したセミナーを開催した。本セミナーは第1部「自店のお客様を分解する」と、第2部「お客様スタイル重視営業のススメ」の2部構成。約1万人を対象にした「パチンコ・パチスロプレイヤー調査2017」のデータを基に、営業に直結する様々な情報を紹介した。
中でも、同社の藤田宏代表取締役が講師を務めた第1部では、「パチンコ・パチスロプレイヤー調査2017」より、新たに追加された項目「プレイヤーの意識・行動について」の調査結果を報告した。同調査では『負けず嫌い』と『計画性』の強い人は「高意識タイプ」といったように、人を性質別に7つのタイプに分類。それぞれのタイプがどのような意識を持ち、どのような行動をとる傾向にあるかなどを調査したもので、セミナーではそれぞれのタイプの特長を伝えた。
また、セミナーの中で藤田代表取締役は、新規プレイヤーが増えない理由について、「昔はパチンコを遊びと考えている人が多かったが、今はギャンブルと考えている人が多くなっています。遊びなら友達を気軽に誘えますが、ギャンブルとなると友達は誘えません。パチンコに対する認識が変わってしまった事が大きな原因ではないでしょうか」と語った。
第2部においては永井優志マーケティングプロデューサーが、7つのモデルそれぞれの遊技場内における行動特性を紹介。プレイヤーの中で特に多い、世間の流行を気にして生活している大衆層「マスプレイヤータイプ」については、短時間遊技の割合が高く、特定の1機種を打ち込む傾向にあると説明。また、家族や友達と過ごす事が多く社交的な「ソーシャルタイプ」は低レートでの遊技率が高く、機種などに対するこだわりはあまり見られないものの、近所といった遊びに行きやすい場所を好むと伝えた。