【速報】IR議連 今国会の基本法上程を確認

国際観光産業振興議員連盟(細田博之会長・略称/IR議連)は11月12日、第21回総会を開催した。午後3時の衆議院第2議員会館第一会議室は関係者でほぼ座席は埋まり、会場の廊下まで人だかりができる程の熱気の中、「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案」(略称・カジノ推進法)を上程し、満場一致で承認した。

冒頭、細田会長は、「今国会に上程し、来年の国会で審議し立法化に向けたい」と述べ、カジノ合法化に協力を呼びかけた。その後、実施法に向けた「特定複合観光施設区域整備法案(仮称)〜IR実施法案〜に関する基本的な考え方(案)」の説明を行った。

各議員からの意見や質問の中、「パチンコのように景品交換をする、賞品を介するシステムがあるが、今後、新たにカジノができてチップによるシステムができることになるが今後、整合性があってもよいのではないか」という質問が出た。それに対し岩屋幹事長は、「あくまでも国際観光に資するIR施設を作る中、カジノを盛り込むという中での今回の基本法のスタンス。パチンコの営業の形態についての問題は別のところで今後しっかりと論議しなければいけないのではないだろうか」と答えていた。

最後に、各党に持ち帰り審議の上、今国会での共同提案という形での上程に理解を促した。なお、会場には各省庁からの事務方も多数の参加が見られ、警察庁からは保安課の姿もあった。